(写真:Tri Dung)
*今週、ハノイで、第12期ベトナム共産党中央委員会第3回総会は4日間にわたり開催されました。総会では、第12期党中央委員会、政治局、書記局、中央検査委員会の運営規制が採択された他、党規約の履行に関する規定、党の検査、監視、処罰に関する規定、国家機関の高級人事の推薦などに意見が集約されました。閉会式で、グエン・フ・チョン共産党書記長は次のように語りました。
(テープ)
「下半期と今年全体の任務を完遂するため、党中央委員会の決議と国会の決議に従って、全党、全国民、全軍は差し迫った問題の解決や経済社会発展に尽力すると同時に3つの戦略的な措置を精力的に実施し、国営企業、国家予算の再構築、不良債務の処理、公的債務の安全確保、党建設と綱紀粛正、汚職、官僚主義との戦いを促進する一方、独立、主権、領土保全の確保、平和かつ安定的な環境の維持、国際社会への参入の強化に取り組むべきです。」
*今週、グェン・スアン・フック首相は計画投資省、財務省、政府事務局と会合を行い、2016年の公的投資の実施について話し合いました。会合で、フック首相は「2016年の経済社会発展の目標を遂行するため、予算、国債、ODA=政府開発援助など2016年の公的投資を十分に解決する決意を強調すると共に、国家目標プログラムやインフラ整備への投資資金の解決に関する手続きを迅速に解決するよう指導しました。
*今週、中部ビンディン省、クイニョン市で第12回「ベトナムの集い」と題する会議が行われました。席上、ブ・ドク・ダム副首相は科学技術は持続的な発展の原動力となり、ベトナムのような発展途上国と先進国との格差の縮小に寄与すると強調しました。ダム副首相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムのような国は科学技術の適用のみに尽力した方がよい。科学技術研究は先進国の課題だという見解が出されました。ベトナム政府は基本的な科学技術を国家の基盤にしており、国家の底力を強化するための立場を堅持しています。」
なお、第12回「ベトナムの集い」と題する会議にはノーベル賞を受賞した教授5名をはじめ、国内外の科学者、研修生合わせて千人あまりが参加しています。
*今週、ホーチミン市で、同市駐在スイス総領事館は、10月11日のベトナム・スイス国交樹立45周年記念日を祝う式典を行いました。席上、スイスのオスマー・ハーデガー総領事は、「近年、スイスとベトナムとの関係はあらゆる分野で良好に発展している。スイスはベトナムと欧州自由貿易連合とのFTA=自由貿易協定が早期に締結され、両国間の経済協力に新しい原動力を作り出すよう希望している。スイスはベトナムを支援していく」と語りました。一方、ホーチミン市人民委員会のレー・タイン・リェム副委員長は、「スイスはベトナムの重要な相手国である。まもなく締結されるベトナムと欧州自由貿易連合とのFTAは両国企業に有利な条件をつく出す」と強調しました。